2015年9月28日月曜日

私はOK、あなたもOK





前回から続く


無意識のネガティブな人生脚本を書き換えるために
良い習慣を身につけるために

会社で、この課題を従業員対象に実行するには、どういう方法が考えられるでしょう?セルフマネジメントする場合も骨子は同じです。

無意識のネガティブな人生脚本を書き換えるために、重要なことは、人間関係の仕方を変えることです。ネガティブな人生脚本は、

  • 私はOK、あなたはNO。
  • 私はNO、あなたもNO。
  • 私はNO、あなたはOK。

という人間関係の仕方のどれかの積み重ねで人生のクライマックスに向かっています。人生脚本を書き換えるには、人間関係の仕方を自他肯定つまり<私はOK、あなたもOK。>に変えるしかありません。人間関係の仕方を自他肯定にすること以外に具体的な方法はありません。知識ではなく実践なのです。

この役割を果たすのが、会社(組織)であれば、風土に至る全体のメカニズムの改善であり、その中心的存在を担うのがファシリテーターです。

ファシリテーターその人というより、ファシリテーターの必要を知っていて、中心的な存在にしょうというする発想こそが重要なのです。
ファシリテーターは要求しません。しかし自発的に共感、共有できるように傾聴によって、無理なく相手を会社の価値観、在り方に誘導します。これを洗脳と思う方もいるでしょう。洗脳は強制です。しかしファシリテーターのポリシーは<私はOK、あなたもOK。>です。洗脳ではなく、相手の内側から引き出すのです。

人は誰でも自己肯定を求めています。すべての活動、消費は、自己肯定を求めたものです。そして自己否定の強い人ほど、自己肯定への欲求が強いものです。しかし否定感が強いほどチャレンジを嫌うので、安易に得られる満足に手を出してしまいます。安易に得られる満足に手を出すことが悪いわけではありませんが、安易であるほど自己否定を強めてしまうので、

  • 私はOK、あなたはNO。
  • 私はNO、あなたもNO。
  • 私はNO、あなたはOK。


になってしまうのです。

これを防ぐのが

私はOK、あなたもOK。


という人間関係の仕方であって、仕方を無理に変えるのではなく、物の見方を変えられる仕組みを繰り返しで相手や自分の内側に構築することです。



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