2011年7月5日火曜日

マイルストーンでモチベーションアップ

 モチベーションが高くなるようなことは、そもそも簡単でありません。思うような結果はすぐにでないもんです。

面白くないから耐えられない、不安になるから耐えられない。
面白くないから気力がわかないというように悪循環が進みます。

だから目標を達成したときの喜びを感じることがモチベーションをあげるコツというわけです。しかし目標が達成できないからモチベーションが問題になるというのが事実。

これは飛行機の離陸と同じです。離陸にエネルギーが必要なのです。つまり離陸から着地までというように、目標達成までのプロセスを明確にして、そのポイント、ポイントに「マイルストーン」を置いて小目標を設定するのです。

長い行程は大変で見えにくいものですが、コンパクトに区切った行程単位に目標を掲げると集中しやすくなり、目標も達成しやすくなります。目標を達成したときの喜びは、高いモチベーシヨンアップになり、次の目標に向けて力を発揮する原動力
になります。

 しかし「マイルストーン」にするから達成できるのではありません。「マイルストーン」はリーダーがメンバーに、何をいつまでに達成すればよいのかをはっきりと示し、いまこの瞬間に集中できるようにして、目標と行動を共有するから達成しや
すくなるのです。

目標と行動を共有するのは、本気を引き出すためです。つまりリーダー以上に熱心なメンバーはいないと思いますが、リーダーが小目標の期限までに必ず達成するようにサポートすることで、達成に導き喜びを体験させ、モチベーションを高めて次の目標に向けて本気になることで力を発揮させるのです。これを繰り返せばマイルストーンごとにモチベーションもスキルも上がっていきます。

 しかし順風満帆が続くとは限りません。人は飽きるし油断もします。ここが重要なのですが、それでも目標と行動を共有していると先手先手で予防もしやすくなります。

 たとえば担当者に「1カ月で新規契約 10件」という目標が与えられたとします。ゴールは1ヶ月先ですが、週単位でマイルストーンを置くと、4つの目標を置くことになります。1週目にしておく準備を整え、見込客づくりをします。1週目で100
件(仮定)の見込客、2週は100件の確実性を高めながら、さらに見込客を増やします。2件獲得、3週目は見込客をしっかり絞り込んで8件の獲得、前倒し、前倒しが成功のコツです。絞り込んでいく作業の内容は省きますが、告知力が影響します。

ひとつひとつの期間が短いので、ハードルは低くても1週間単位の濃度が増します。
つまり集中力が高まり油断が減少します。しかしスキルが不足していると集中力だけではカバーできません。

不足するスキルは可能な限り事前に整備しておきますが、それもマイルストーンがもたらす緊張感が促します。それでも実際にやってみると問題が生じます。期限が来るまでに発見して間に合うように調整するのが、マイルストーンにおけるマネジ
ャーの本分なのです。

 つまりマネジャーと10人の部下がいたとしたら10人の目標を達成するのは、実はマネジャーなのです。マネジャーのモチベーションとスキルにメンバーがいつの間にか共感し、目標達成の喜びと感謝がひとつになって、モチベーションとスキルが
アップするのです。

これが次の目標に向かうたびに、マネジャーから本人へ少しずつ重心が移動しながら実力として育ちます。1週目より、2週目、2週目より3週目というように、自分への信頼とマネジャーへの信頼が同時に育ちます。

 このやり方は目先だけを考えると、マネジャーにとって決して楽ではありませんが、急がば回れで、実効があります。マネジャーに深い感動と強い喜びも生じます。その成功から得る自信はマネジャー人生に計り知れない影響を与えます。
 おそらく目標の高さに否定的になるかも知れませんが、実効性でいうと>目標の高さと期間の短さが摩擦するきしみになってエネルギーになります。眠っている本気を引き出すのです。

2011年7月4日月曜日

褒めるってことは

次のスタイルを全部自分のものにしょう。
優先順位をつけて順番に自分のスタイルにしていこう。

● 理想と現実の差をうめる目標を選ぶ
● できるまでやる
● いまこの瞬間に集中する 
● プロセスに注目する 
● 自分と周囲の人を尊重し励ます
● 決めたことは責任をとる
● 感情的な行動をしない 

いくら考えても、思いを実現するにはPDCAしかありません。
計画して実行する。そのプロセスを観察して振り返る。そこでなにがどこでうまくいかなかったのか、その原因を反省し、対策する。そうしてまた実行する。その繰り返しで問題点がはっきりし、改善することができる。

単純なことです。

ただ、計画するくらいのことだから、簡単にうまくいかない。
精巧なプラモデルと同じです。単純だけど簡単ではない。

うまくいかないから楽しくない。楽しくないから放リ出す。放リ出すと終わってしまう。

当たり前だけど、難しいのは、当たり前ではない答えを欲しがること。

うまくいかないから楽しいと思えたらいいんですよね。思えないけど。

思う方法は?思う方法は?あった、あった。


プラモデルと同じ要領です。

まず安くて簡単なやつ・・・すぐにできます。
次に、少しレベルをあげて・・・・それを繰り返す。

いよいよ難易度の高い、高価なものに着手・・・時間と根気、集中力・・・・
完成したときに、褒めてくれる人がいたらうれしい。褒めてくれる人がプロセスを知っていてくれたら、もっとうれしい。
他者が褒めてくれるものなら、自分で自分を褒めることだって出来る。

他者が褒めるにしても、自分が褒めるにしても、
褒めるって行為は、それがどんなに立派なことか情報がないと褒められないんだ。

そして褒めるってことは、情報も大事だけど、結局は、それ以上にスタイルの美しさに贈られていることだと知る。

● 理想と現実の差をうめる目標を選んだ
● できるまでやった
● いまこの瞬間に集中した
● プロセスに注目し続けた
● 自分と周囲の人を尊重し励ました
● 決めたことは責任をとった
● 感情的な行動をしなかった

マートワンの事業コンセプトは「人が抱えている運命脚本を書き直す」ことです。それは個人の生き方コンセプトでもあって、結局かたつむり人生っていうわけですよ。