老人に席を譲る優しい人もいれば、知らん顔をする人もいます。初めての子育てに「なにがあってもこの子は育て抜く」と頑張る人もいれば、児童虐待に逃げる人。。。。
人の在り方はさまざまですが、在り方はその個人特有のセンスなので、在り方を教えるのは至難の技。ほぼ不可能です。しかし、なによりその困難に取り組み、在り方を伝え浸透させて人の成長と歩調を合わせるかのように成長する会社では、ファシリテーションが活発でファシリテーターが大活躍です。
そしてそこには成長したい若者が採用してほしいと押し寄せています。人の成長が出店の必須条件である会社と、成長させてほしいと集まってくる若者。ベクトルがぴったり合って、会社と人は二人三脚で成長は止まらない。それが働く人の誇りになっています。高くても広告しなくても売れるのは、商品に隠された物語があるからです。
高いモチベーションを求めるチームは数知れません。
しかしモチベーションには質があり、モチベーションが高ければいいということではいはずです。
親を大事にできない者に、会社を大事にすることはできない。
そんな当たり前のシンプルなことが、成長の条件なのです。
ファシリテーションとファシリテーター
誰かが用意したミーティングに参加するより、その場でミーティングを作り出したほうが無意識に楽しむことができます。そういう経験を過去にもされていると思います。それは雑談から始まり、雑談が続いているようでも、建設的な意見が相次ぎ、終わってみれば非常に有意義で、良い機会に参加したものだと思える時間です。
この場合、事前に準備が用意されていたわけではなく、偶発的に起こります。
言ってみればファシリテーションは、これを事前に準備して故意に行うようなものです。終了までサポートします。事前に準備するといっても、セミナーや会議の準備と比べて、準備の仕方が違うものになります。
ファシリテーション(英: Facilitation)は、もともと「容易にする」「楽にする」「促進する」という意味を持っていることからも分かるように、準備~プロセス~目的をマネジメントしますが、その特長はそこにいる人々に従属的にならないように、主体的で責任ある関わり方をさせることが大切なのです。つまり、この状態が偶発的なミーティングで見られる活力と酷似しています。
それは予め方向性を持たない「汎用性」が強く影響しています。どこに向いて転がるか分からない、裏返せば、どうにでもなる要素に満ちているということです。そこで重要になるのが「倫理観」「人間への理解度」さらに場で発生する「参加者が発信するいのちへの気づき」であることは言うまでもありません。
この状態を作り出すのが、ファシリテーター(Facilitator)と呼ばれる人で、会議、ミーティング、セミナー、あるいは授業等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする目的で介入してコミュニケーション・スキルを発揮します。課題を達成しようとするグループに対してニュートラルで公平な立場にたち、話し合いのグループの状況に適時介入してファシリテーションを行うのが、ファシリテーターなのです。
ファシリテーターの仕事は、それだけではなく他にもルールが必要な場合の内容設定や補助、プログラムのデザイン、進め方や、さらに会議の場所や参加者の選択、日程のデザインなど、主催者やリーダーの機能も担います。優れたファシリテーターの存在の有無で会議、ミーティング、セミナーの質は様変わりします。
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