私たちには挑戦的な人とそうでない人がいます。最大の違いは、自分が自分の障害になる役割を積極的に引き受けて、自分の邪魔をすることです。
私たちは、それを「値引き(ディスカウント)」と、呼んでいます。自分の価値を値引きするという意味です。自分の力を使うことを禁じる方法です。
値引きは自分が自分の最大の障害になることです。
「値引き(ディスカウント)」は、じぶん力を弱める働きをします。実際の自分の力とは関係なく、主ピコ身によって思い込みによって自分を限定してしまう力です。
値引きは、自分でも判らないように使われます。たいていの場合、値引きは次のような言い方で実行します。
それは「その通り、 ○○○○○○○○、しかし、○○○○○○○○、もし○○○○○○○○、ならできるのに」という構文を使って自分や周囲の人を説得します。
この習慣はこどものときに学び、以来、繰り返し使い続けることで習慣化してほとんど性格的なレベルにまで高めてしまいます。
この構文を使うと挑戦することがなくなります。それは自分を保護する反面、長期的には、自分の持つ力を使わないままなので、実力が育まれないだけでなく、実力以下の自分に成り下がります。成り下がるために値引きしているのですから、成り下がります。
成り下がるメリットは楽になることです。
成功の定義はさまざまですが、挑戦する人は困難な問題から逃げることなく主体的に受け止めて、元気、活発に、乗り越えていこうとします。
メタボ、禁煙、依存、過労に代表されるような健康、運動の問題にも積極的に気を配り対処し臨んでいきます。値引きは挑戦する人にもあります。出来るだろうか、無理ではないだろうか、戸惑い、躊躇します。しかし、それを乗り越えるために、生じた値引き分を自分の内面で補うことを拒みません。結果的に品質改良を図り、逆に値増しで自信に変えていきます。
たいていの場合、集中すればすんなりできてしまうことが多いものです。しかし躊躇していると無意味にぐずぐずと先延ばしにして手を出さず時間を費やしてしまいます。
長引く躊躇は自分から力を奪います。議論すること、参加すること、出会いのチャンスを自ら禁じて、慣れ親しんだ世界から出ようとはしません。これは実際には退
行と同じで習慣化すると子宮の中にいるのと同じ状態と言って過言ではありません。余りにも強く守られたい、守りたいと、不安への防御が働くと不安が膨らみ、物事を等身大で受け止めることができなくなるのです。
自分を値引きする一方で、過大視するので、なにが現実か分からなくなってしまうのです。本当に注意を向けるべきことに注目できずに、他者の意見や感情に依存します。責任のない人生は気楽ですが、人生に意味を見出すことはできなくなります。
人生に意味があるわけではありません。仕事についても、結婚生活についても、子育てについても、最初から意味があるわけではありません。意味を与えているのは自分ですが、その肝心の自分が他者に依存してしまった状態では、意味の与えようがないのは当然です。
それほどまでして守りたい人生は、ただ身体があるだけになってしまいます。値引きは自傷行為の簡易版です。値引きがひどくなると生きている実感が薄れてしまいます。自傷行為はその延長にあると言えるでしょう。
仕事も結婚も、人生の核となるテーマです。何をしたかより、どのようにしたのか、そが重要であり、挑戦を物語るもので、自分の真実です。
自分と周囲の人を大切して、しかも意欲的なアサーティブな人がいる一方で、そうでない人がいます。何が違っていて、どうすればアサーティブで意欲的な人になれるのか?
その答えは、自分が自分の障害にならないことです。自分を値引きしないことです。したくなってもしないことです。値引きする方が楽なのです。
値引きする人は、してしまうことで自分には価値がないからお願いしますと任せてしまおうとするのです。
マートワン
【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために
【アサーティブを学ぶ】ライフスキルで自分を動かす
日本全国男前プロジェクト
ゲンキポリタンのじぶんぢから再生プロジェクト
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