2010年4月2日金曜日

「労働時間や環境に不満」を解決する

◎本音の退職理由 ランキング

1 位  上司との人間関係 66人
2 位  給与が不満足 44人
3 位  仕事に変化がない、おもしろくない 40人
4 位  会社の経営方針・経営状況の変化 38人
5 位  キャリアアップしたい 38人
6 位  労働時間や環境に不満 32人
7 位  勤務地までの距離・環境に不満 18人
8 位  社長がワンマン 26人
9 位  同僚・先輩・後輩との人間関係 25人
10位  社風が合わない 23人
11位  雇用形態に不満

本音の退職理由の中でも、「労働時間や環境に不満」は、部下側がコントロールしにくい問題です。「仕事なんだから仕方がないだろう」で片づけてしまう上司がいますが、それは乱暴というもの。なかには「オレも好きでやってるんじゃない!」と言う人もいる始末。これでは部下が明日の太陽を見失うのは無理がありません。


勤務時間の問題は、家族間のことや個人的な問題で、どうしても解消できない場合があります。それを除くと、目的、目標があればクリアできるし、気にもならなくなります。

最も多いのは、目的、目標がないことに起因することです。漠然と仕事をするのではなく、目的、目標があることが意欲の源泉になります。また目的、目標があると興味、関心も強くなるので、疑問や問題意識が働き、意欲のスパイラルにはまります。

自分の希望と一致した会社に入社できなかった場合もあるでしょう。だからといって目的、目標が持てないというのはおかしな話です。どんな会社、業界でも学ぶことはたくさんあります。

この世界で行われている仕事は、必ず人につながっています。仮にいまの職場を離れるようなことになったとしても、現在の仕事が役に立たないことはありません。もし何の役にも立たなかったという先輩がいたとしたら、その人がおかしいわけで、学ぶことが見いだせないというのは、視野が狭すぎるのです。

しかし若くて経験が乏しいとは、視野が狭いことが含まれています。本人任せにしていると不満のまま離職に発展します。つまり彼らには視野を広げる理由がないのです。

勤務時間が気にならない理由が「目標達成のためだ。仕方がない。」では働く意味が見つけられない人には、荷が重いでしょう。心が折れてしまう人も多いでしょう。

どんな仕事にも働く意味はありません。働く意味を仕事に吹き込むのは自分です。

・働く意味を発見するから、視野が広がる
・視野が広がるから、働く意味が発見できる

視野を広げる理由あるいは働く意味を見つけてやる手助けが必要になる場合があります。その場合、なにより本人にその必要がないことが障害になります。理由を求める人には手を差しのべることができますが、そうでない人には逆に拒絶されます。そこまでされてサポートする理由なんかないと、サポートする側がサポートの理由を発見できないことも少なくありません。それではどっちもどっちです。

働く意味も、サポートの意味も同じ道。つまり主体性の問題なのです。つまらないと思えることに主体性を持てないことが、意味を発見できなくしているからです。視野の広げ方もいろいろですが、つまらないこと、いままで気にしないことをきっかけに広がっていくものです。

元に戻りますが目標は、視野を広げるエネルギー、働く意味を見つけるエネルギーになります。目標は人生のすべてを楽しむコツですが、行動しないで目標はできません。モチベーションがあがったときに目標を発見できます。これらすべてを束ねているのが目的です。目的のない人生が楽しいはずがない。目的は人生を楽しむためのものだからです。

目的なしにチームワークはできないので、勤務時間の問題をクリアするひとつの方法として、上司ができることはチームワークを機能させることです。

・チームの目的・目標がチームに浸透していること
・チームに目的・目標達成の意欲が高い事
・チームの成果がフィードバックされていて認識していること
・チームに対する外部の評価がファイードバックされていること
・チームの成果が、個人の貢献に支えられていることがフィードバックされていて、
 その実感が各自(本人)にあること。

チームを機能させるには「創意工夫」です。「創意工夫」とは前提を疑いくつがえしていくことです。それが原理原則から逸脱していると使い物になりませんが、人を巻き込む力は注意、関心、興味を生み出す主体的な「創意工夫」なしにはありません。巻き込む力とは楽しむ力であって、創意工夫が出発点です。



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