人間関係の仕方を無理に変えるのではなく、物の見方を変えられる仕組みの繰り返しで相手や自分の内側に構築することです。それを顕著に伝えているのがファシリテーターによるファシリテーションです。
ファシリテーターは「場」に対して、決定的な影響を与えますが、具体的になにかを与えているわけではなく、実際はプロセスそのものを作り出します。
ファシリテーターは、まるで知恵の工場のようです。ファシリテーターが参加者と共に無から現実のものにするプロセスには次のような三つがあります。
①参加者に全体像を考えさせる
②参加者に分解して考えさせる
③参加者の異なる視点を組み合わせて考えさせる
人によっては同じ場にいても、ファシリテーターの手にかかるとすごいですね、ロマンです。
ファシリテーションとは、リーダーとしての必然のスキルであって、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させます。
ファシリテーションは先に挙げた会議の場などに限定される機能でなく、日常での組織コミュニケーション全般において、ファシリテーション技術は活用されます。
なぜ、ファシリテーション(Facilitation)ファシリテーター(Facilitator)について、その重要性を説明するかというと、次の図のように、<在り方>の説明は非常に困難だからです。実際、<在り方>と単語ひとつを言うだけで、すんなり通じる人には通じますが、通じない人にはできない説明をしても通じません。それは「センス」だからです。
お客様も働く人も、それぞれの行為をする場面で、無意識にこの図の全体を感覚的に感じていたり、イメージしています。たとえばサービスという知識を身につけていて、技術として実践していて、それが良くても、感動しないことが平気で起こります。
逆に技術として未完成だと感じても、感動することはあります。
そこでは<センスの共有>が起こっているのです。
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