STEP 2. 考えている段階(達成しないといけないかな、あるいは達成できなくても仕方がないかな。)は誰にでもありますが、個人差が大きいのがこの段階。
STEP 2. 考えている段階から先の「達成したいと思うレベル」に進むのか進まないか、自己実現、仕事、学業、恋愛、結婚など大切なことであるほど、選択する局面では、感情的な選択、いわゆる一時の気の迷いで決めてしまわない限り、迷うのも無理がない。
大事なことだから慎重に・・・・それ自体は間違っていないけれど、判断の裏付けすることもなく、ただ迷うばかりで、あるいは意味なく先送りするのは、単なる行動力のなさでどちらもNG。時にはチャンスを逸してしまいます。
慎重とは、裏づけや準備をしっかりすることであって、迷っていることではありません。行動しないデメリットに突き上げられて、「なんとかしないと」、「やらなければいけない」、「どうしたらいい」と迷うばかりで、いつまでも何も変わらず、感情的な空回りを繰り返し。先送りばかりで「やりたい」になることはない。あるいは最後には感情的になってエイヤー。どちらにしても必要なところに、エネルギーが回らず、いい結果になりません。
迅速で的確な判断によるはっきりとした自覚こそが大事です。迅速を強調するのは、裏づけや準備をしっかりすることの強調です。それなしに判断ができないからです。
重要な案件をいくつも抱えているのに、迅速な判断を下す人は判断のルールを持っているものです。
はじまりは無関心。やがて関心を持って、やりたい、達成したいと思う段階に進んでいき、達成したいと思って取り組むのと、それほどでもない状態のままに取り組むのでは結果が違って当然です。明確な意識は目的、目標、計画をそれぞれ整理するうえで欠かせないだけでなく、目的、目標、計画をそれぞれに動かすマネジメントに影響します。
目的・目標達成の条件はマネジメントが機能するかどうかにかかっています。意識が明確なしにマネジメントできません。マネジメントはPDCAのサイクルを循環させること。計画がしっかりしているほど、実行後の状況が芳しくなくても修正もしやすいものです。計画とは準備そのもの、その点からも、心の整理ができていないまま、なんとなくスタートするのは目標も曖昧になるので、お勧めできません。
まず、とても大切な作業を最初にします。なぜ、それに取り組むことが自分のためになるのか、しっかり見定めましょう。この段階では、することが三つあります。
・メリットとデメリットで心の整理
・達成の満足度と難易度のバランス
・肯定的な意見と否定的な意見の確認
■メリットとデメリットで心の整理
1) 現在の状態のまま場合のメリット(実行しないメリット)
2) 現在の状態のまま場合のデメリット(実行しないデメリット)
3) 達成した場合のメリット(実行するメリット)
4) 達成する場合のデメリット(実行するデメリット)
以上の4つの角度からメリットとデメリットを分析します。
考えている段階では、どんなメリットがあり、どんなデメリットがあるのか、はっきりしないことでも、上の図のように書き込んで、マトリックスにして整理すると判りやすくなります。 頭のなかで考えていることも、書くことで明確になります。必ず文章にしましょう。
考えがあっても、分っていても、文章にすると書けないことがよくあります。言葉にできない、書けない場合は、本当は考えが整理できていないのです。日常的に的確に判断する習慣がついていない人は、面倒がらずに、きちんと文章化することは成功に欠かせません。メリット、デメリットがはっきりしてくると心の整理をしやすくなります。
このマトリックスは、交渉ごとを整理する場合、買い物を決める場合など日常的な判断をする場合に幅広く使えます。ぜひ習慣的に活用してください。
0 件のコメント:
コメントを投稿