2010年3月20日土曜日

モチベーションを引き出す手順


モチベーションは、以下の5つの要素を、時間差を作らず、同時進行で引き出します。
時間差ができてしまうと、相手には分かりづらいので、やる気が起こりにくくなります。何日もかけるのは最悪です。

1) 目標達成ステップの踏襲
2) 達成の難易度(可能性)の判断
3) 達成時のよろこびの大きさ(満足度)
4) メリットとデメリットのバランス(不安とよろこびのバランス)
5) 具体的な計画(達成方法のマスター)

以上の5つの内容は以下のようになっています。

▼1)目標達成のステップ

STEP 1. 目標達成を考える以前の段階(何も考えない、現状のまま。)
STEP 2. 考えている段階(達成しないといけないかな、あるいは達成できなくても仕方がない)
◎ 達成の難易度と満足度のバランス
◎ メリットとデメリット(気がかり)のバランス
◎ 適切な目標と具体的で適切な計画
STEP 3. 準備の段階 (達成したい)
STEP 4. 実行の段階 (達成するぞ)
STEP 5. モチベーション維持の段階 (「達成できそうだ」あるいは「今日は達成できた」)
STEP 6. 満足の段階(達成できた!)

▼2)3)達成の難易度と満足度のバランス
達成の難易度の適正(適正の程度は計画の充実によって調整できます)
達成の満足度の適正(適正の程度は計画の充実によって調整できます)

▼4)メリットとデメリット(気がかり)のバランス
1) 現在の仕事の仕方のメリット(しない場合のメリット)
2) 目標を達成しない場合のデメリット(しない場合のデメリット)
3) 目標達成した場合のメリット(した場合のメリット)
4) 目標達成する場合のデメリット(した場合のデメリット)
5)適切な目標と具体的で適切な計画
6) 具体的な計画(達成方法のマスター)

たとえば
・原理原則を遵守している(お客さまを尊重している)
・良いサービスの条件を実現している
1)必要な商品・サービス
2)商品・サービスが完全
3)感じがいい(気持ちがいい)
4)コストパフォーマンスが高い(費用対効果が優れている)
5)買いやすい

さて、冒頭に戻って説明します。
以下の5つの課題(条件)は、どれかひとつをすると効果が出るというわけではなく、ほぼ同時進行することから、モチベーションは引き出されます。

1) 目標達成ステップの踏襲
2) 達成の難易度(可能性)の判断
3) 達成時のよろこびの大きさ(満足度)
4) メリットとデメリットのバランス(不安とよろこびのバランス)
5)具体的な計画(達成方法のマスター)

5つが同時進行しないと、全体像がぼやけてしまい、何度も気持ちが揺らぎ目標達成ステップを行ったり来たりします。そのうち考えているだけで止まってしまいます。

鉄は熱いうちに打てといいますが、打つ時期を間違って、揺らいでいる時期にスタートすると、覚悟が出来ていないため失敗します。

取り組む魅力は、達成時の満足度、実行したときの不安とメリットへの気づきの集合で創造されます。

いくら難易度が適切で、満足度も大きくても、実行段階での不安、いやな思いが強いと気持ちは引いてしまいます。
それでも取り組む決意をするには、不安を乗り越えられると思える具体的な計画がないと不安はなくならないので、行動にまで進みません。

しかし現実には、具体的な計画も含めて、5つがバラバラに進行したり、何かが実行されなかったりして、いつまでも気持ちの整理ができないまま、モチベーションを引き出せずに準備不足でスタートしてしまうことが多いのです。
当然、結果は意にそぐわないものになります。
その理由をやる気がないと結論づける場合が多いのですが、決して望ましいものではないので気をつけたいものです。

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