2011年11月14日月曜日

リーダーは変われるか?

アンケートを取ってみたら、予測はしていたものの、予測以上に「自分は変われない」と諦めているリーダーが多いようです。組織に多大な貢献をしているリーダーであっても同じなのには、さらに強いショックを受けました。

 自分のリーダーシップ・スタイルに自信があることが影響しているのかも知れませんが、長年続けてきたスタイルをいまさら変えるのは無理だと考えているようです。

 しかし実際には若くないリーダーでも新しいスタイルに変わることは可能だと実証した例は数多くあります。

人材がないから仕方なしにリーダーのポジションに就いたという場合を除き、ある程度の実力を重ねてリーダーになったリーダーの場合には、組織全体に重要な変化をもたらすほどの変化をやってのける力があるのです。

新しいスタイルに変わるポイントはコーチ型へ変身することです。一人ひとりの部下に対してどうすれば支援してやれるかを考えるリーダーになって、リーダーシップを発揮するようにすればいいのです。

共感、励まし、課題の抽出と対策、そしてセルフマネジメント。部下を一対一で指導する時間を作り、各人の目標やパフォーマンスについて心をオープンにして話を聴きコーチしてやれる能力はキャリアで体験したことから引き出せるものばかりです。

 仮に意欲の乏しさや負け犬的なマインドに対して抑えきれない感情を持つことになっても、コーチに徹することができれば、ひとつ批判したとしても、ひとつ褒めてバランスを取るよう気を配って、モチベーションを引き出す工夫をすれば、問題なく乗り越えることが出来ます。

そして何より、目標を全員で共有する価値観やビジョンを伝わるまで表現することが自身の力になります。共感を生み出すリーダーシップは目標達成に取り組むプロセスで、個人の力をどう引き出すかに専心すれば身についていくものです。共感なしに人を動かすことは困難で、最大のエネルギーなため、共感を創造するようになるからです。

もし共感を創造しないとしたら、「自分は変われない」と諦めることになるからです。しかし先に言ったようにリーダーになった事実は、センスもありますが、学習で自分を変えた経験があることを意味しています。是非「「自分は変われる」と胸を張って宣言してほしいものです。その姿は組織の勇気にチェンジします。リーダーは希望なのです。

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