目標を達成するコツがあります。可能性を実感として引き寄せると、モチベーションは飛躍的に高まり加速する。目標に追いかけられるのではなく、追いかける。
まず目標を達成する喜びをできるだけ早期に味わうことだ。一ヶ月で達成する場合なら、まず初日に達成するのが必須条件だ。予定では5日分位までを最初の3日間で達成してしまう。そこで安心してしまわず、さらにピッチをあげて10日分を6日程度で達成する。そこで当初の1ヶ月の目標を、引き上げて、これまでのペースを崩さないようにする。「攻撃は最大の防御」の言葉通り、15日、20日と節目、節目で目標を高くしていく。この段階で引き上げても、常に上回っていると、苦にならない。モチベーションが高いから気にならないのだ。
3日、5日、7日(1週間)、10日、15日(2週目)、21日(3週目)、25日、月末、というように節目、節目に目標を設定しておき、そのどれもを予定を上回るようにすると、常に目標を追いかける状態で進行する。
この節目から節目までの目標設定が「マイルストーン」です。
期間が短くしておくと、結果がすぐに出る。もし、1ヶ月の間に節目がないと、まだ時間があるち油断して遅れが生じやすい。すると目標に追いかけられることになる。後手後手に回り、重圧がかかってくる。気分が滅入るので、モチベーションは下がる一方になる。追いついても借金を返した状態にすぎないので、モチベーションはあがらない。安心してまたマイナス状態になりやすい。気分は苦しい。
「マイルストーン」を形式的に設定しても効果があがるというわけではない。追いかけることができる状態で、進行することが必須だ。つまり「初日」「最初の3日間」がポイントだ。それには準備が効果を発揮する。マイルストーンと準備は一体でないと意味がない。つまり心の問題は心のあり方から始まっているのだ。
準備と言っても1か月分の準備は的が絞りにくいので準備もぼやけてしまう。それと比べると初日1日の準備は簡潔で集中しやすい。結果が出せると3日程度は効果をつないでいける。そこで5~6日分をクリアしておくと、余裕とやる気が生まれる。その余裕、つまり貯金を食いつぶさないように進めていくと、場合によればとんでもない数字になることも腕次第で可能だ。この興奮はマネジャー冥利だ。逆算が威力を発揮する。
初日は飛行機が離陸するのに似ている。離陸から水平飛行に転じるまでは強いエネルギーが必要だ。そして水平を可能にするには、上昇気流に乗せてこそ水平は保てると心するといい。水平にしたら水平は保てないと考えたほうがいい。
情熱のないマイルストーンの設定は功を奏さない。表向きのマイルストーンを本音のマイルストーンで書き換えて進んでいく。こんなに楽しいものはない。
仕事も勉強も、組織も個人も、同じことが言える。朝9時から仕事の予定だとしたら、8時から始めて、1時間の余裕を作るようにする。1日を追いかけることができてモチベーションは1日高いので、気分は軽く快適。毎日続けると世の中が違って見えても決して不思議ではない。
それも準備の明日なにをどんなふうにいつまでにやるのか?5W1Hでする準備のおかげだ。
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