2010年11月24日水曜日

チームワークの誤解

 アメリカのプロスポーツの世界で、チームワークを強調することはほとんどありません。
個人の仕事の集積の結果としてチームワークができるのであって、個人が自分の役割をこなせないと、チームワークが破綻するからです。

だからチームワークを強調する場合、その意味は個人がそれぞれの役割を果たせということです。

仕事の内容によっては、連携が少しでもうまくいかないと結果を出せない場合があります。
こんな場合に「チームワーク」を強調します。

日本では、「チームワーク」の解釈を「助け合う」に注目しますが、助ける側に回る人は、必要のない負担を強いられます。その分助ける側が充分な仕事ができず、全体のレベルダウンが生じてしまいます。

本来、チームは、個人の力の総和以上の結果が出せる点にメリットがあるわけで、個人の力の総和以下になることは、烏合の衆になっている傾向があるという意味です。
想像していただくとい分かると思いますが、明らかにチームワークが機能していない状態が浮かぶはずです。

ですから、個人個人が、助けられることなく自分の役割を果たせるスキルを持つことが、チームとしてのモチベーションを高める必須条件なのです。

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