2011年4月21日木曜日

大人なこどもの人になりましょう。



禁煙に失敗する人は、禁煙するとき「すべき」を考えます。あっさり辞める人はもっとシンプルで、禁煙したいと思ったから禁煙したで終わりです。
つまり禁煙に失敗する人は「そうしたい」と思っている自分に気がつかないから禁煙できないのです。

ダイエットも同じです。過剰にエネルギーを摂取せすに、運動をして太らない体質に変える。そうするのも「そうしたい」と思っている自分の欲求に忠実だからです。
それができない人は、自分の欲求に忠実でないからです。

バンジージャンプしたことありますか?
スカイダイビングはどうですか?
最初にするときってすごく怖いですよ。
でも一回やると、快感を求めて2回目からは全然違う世界に変わります。

ジェットコースターで体験されてますよね。

つまり一度も体験していない時は、想像が実際以上に拡大してしまいます。
一度もしないと、想像のまま恐怖のなかにいます。

こどもは好奇心のまま突入して、いろんな世界を突破することで、自分の世界にしてしまいます。

こどもにも2種類あります。
従順なこどもと、無邪気なこどもです。
従順なこどもは主に保護者の意見に忠実なこども。
無邪気なこどもは、本来の自分。

大人なこどもになりませんか?
本来の自分を大事にできる大人。カッコいいでしょう?
未知に突入、突破して世界を広げる体験を多くした人ほど、モチベーションをあげる力も育ちます。



2011年4月13日水曜日

夢を叶える道具

夢を実現する、自己実現する。夢から遠のいて暮らしている人が少なくありません。その背景にはなにがあるのでしょうか?

ひとつは、夢の捉え方です。随分考え違いをしている方が少なくありません。そのために生きるモチベーションを下げてしまっている方がたくさんいます。生きるモチベーションが下がれば、仕事するモチベーションも、遊ぶモチベーションも下がります。その空虚を埋めるために目先の娯楽や消費に走りますが、際限がありません。所詮はごまかしているだけですからね。

つまり、夢の問題を考えるとき、そもそも夢とはなにか?どんな効用があるのか?夢の本当を知る必要があります。
次に具体的な夢追いの技術の問題があります。メンタル面と技術、さらにどうしても立ちはだかる障害があります。

障害にもいろいろありますが、ここでいう障害とはモチベーションを下げてしまう自分でも気がつかない未処理の問題です。
夢と向かい合っている時に生じる具体的な問題は、ライフスキルがしっかり機能していれば、解決できるものです。未処理の問題とはライフスキルを機能させない問題のことです。

では、次の項目にそって進めていきましょう。

・夢とは何か
・夢に関する4つの障害
・夢は“イメージ”が肝心
・自分を幸福にする柱を知る
・夢を持てない理由、潜在意識に落とせない理由
・ネガティブを選択する癖がある原因と禁止令
・なぜ、いま夢が重要なのか
・ネガティブな潜在意識をぶち壊す
・夢を支える条件を知る
・夢を潜在意識に送り込む方法
・仕事にも、子育てにも必ず役立つ自分との約束
・夢を叶える道具


■夢とはなにか?

人は、自分が置かれた状態が過酷であるほど、夢見る力も強いようです。年齢にもよりますが、生きる意欲が強く、現状を変えたいと思うほど、夢見る力も強まります。つまり夢とは生きるエネルギーといえます。

だから実現できる、できないが問題ではなく運命を作っていく力である点に注目したほうが良さそうです。

夢を持つ意味は、「なぜ働くのか」という課題に通じるものがあります。
「働くことは、生活の糧のため」と考える人もあれば、人生の目的と融合している人もいます。

夢は仕事以上にパーソナルなものなので、自由度が高いものです。ですから働くことを拒否することはできなくても、いまのままでいいと思えば、夢を追いかけて苦労することなどしたくないというのもありなわけです。
そこで、どうしても優先順位の下位に位置づけられてしまいます。

仕事の場合は好きな仕事でなくても、生活費のために取り組みます。不平不満があっても辛抱もします。
それでは楽しくないと考える意欲的な人は、仕事にやりがいを発見しようとします。
あるいは自分がしたい仕事を探します。一番いいのは自分がしたいやりがいのある仕事につくことです。しかしそれを実際にしている人はそう多くはありません。仕事ですらそうですから、夢ともなると実現に取り組んでいる人はもっと少なくなり
ます。

仕事にしろ、夢にしろ、その原動力は価値観です。それは「生きる目的」と言い換えることができます。生きる目的がはっきりしないと、夢を描くこは困難です。そこで困ってしまう人がたくさんいます。

しかし、夢を実現することより、実現のプロセスにこそ大事があると考えてみてはどうでしょうか?仕事における目的にも同じことがいえます。
結果も大事ですが、プロセスが大事なのです。たとえば「できるまであきらめない」というのはどうでしょう?これは働き方の行動基準であり生き方の行動基準でもあります。

つまり仕事をするのも、夢を実現するのも、自身の行動基準に則って取り組むことを第一の大事にするのです。行動基準は行動するから必要になるものです。
人は行動するために身体を持っています。いくら立派なことを考えても行動しないと本当の意味で「生きた」とは言えません。

有名なベストセラー「7つの習慣」で取り上げられている生活の中心になり得る対象に、夫妻、家族、お金、仕事、所有物、遊び、友達・敵、宗教、自分が挙げられています。夢はこの中から具体的なテーマになってピックアップされます。

ですから夢がクルマを買うことでも、家を買うことでもいいのです。大事なのはそれを実現するための行動基準です。だからクルマを買うことが夢として小さいわけでもなく行動基準からぶれずに行動することができれば、より大きな夢を実現する素地が出来上がります。但し、目的と手段を間違えないようにしたいものです。
たとえばダイエットは目的にはなりません。健康に暮らすのは目的を達成するためなので手段です。

生きているという確かな実感を得るには、「フリ」をしないことがとても大事です。
人は概ねうまくいっているフリをします。問題があっても何事もないような顔をして過ごします。その上1日をなんとなく過ごしてしまうことは簡単です。

手帳が真っ黒に埋まっていたら仕事をしている気になるかも知れませんが、本当に大事なことをしているでしょうか?手帳に空白があっても、本当に重要なことを実行しているかどうかが問題なのです。

手段がどうでもいいということではありません。本当に自分がしたいことを実行するには、目的と手段を混同しないように整理して、目的に関わる時間を増やすことです。そして自身の行動基準以下の行動をしないことです。夢は自分を取り戻す装置であって、うまくいっているフリをしないで、取り組むチャンスになるものです。

行動基準の対象になるほとんどは内側の力の範囲に入るものです。人間には外側の力と内側の力があります。
外側の力とは、地域限定、期間限定の力で、財力、権力、学力、専門知識などがそうです。概ね他者の評価に委ねます。
内側の力は、他者の評価が困難なもので、愛情や行動基準など自分自身で評価します。努力の結果は他者が評価しやすいものですが、結果に到達するプロセスは余程注目していないと分りにくいものです。内側の力がライフスキルのことです。

夢の実現にライフスキルは決定的な影響を与えますが、夢への真摯な取り組みはライフスキルを決定的に大きく育みます。

もしクルマを買うことが夢であれば大金持ちの息子は容易でしょう。しかしそれでは内側の力は育ちません。プロセスに注目すれば、そういうわけにはいきません。むしろ貧しい状況で暮らして手に入れたほうが、意味があるということにもなります。クルマを買うことが夢として小さいと考えてしまうのは、その点に注目してしまうからです。

夢は大きい、小さいで測っても意味がありません。なれる最高の自分に終わりがないので、いくつになっても、夢の価値は行動基準で測るものであり、行動基準が高く設定され遵守された時に、ライフスキルが育まれるともに、夢も成長するのです。

まずは簡単な夢でいいので、実現日を定めて、取り組んでみましょう。
行動基準が定まり、身につくと、夢も大きくなるので、最初の一歩は締め切り日までに間に合うように、行動基準を遵守して取り組みましょう。


つまり夢とは

・夢は自分の幸せに気づくチャンス
・時間は有限
・じぶん力は無限
・限られた時間内で自分の力をどれだけ早く発揮するか
・100%以上の力で生きる楽しみのステージ
・夢は生きるエネルギー

時間は有限、じぶん力は無限です。限られた時間内で自分の力をどれだけ早く発揮するかが夢のテーマです。つまり夢とは100%以上の力で生きる楽しみのステージであり、生きるエネルギーそのものなのです。


■夢に関する4つの障害

・ 最初の関門 夢を描けない
・ 第二の関門 夢を追えない(本気になれない)
・ 第三の関門 技術的に分らない
・ 第四の関門 あきらめてしまう

夢に挑戦してみましょうと、呼びかけても、実際には、夢が描けない人が多いものです。追いかけている人になるとさらに減ります。口だけで取り組んでいない人が多いのです。多少なりとも夢と向かい合っている人でも、最初はやってみたものの、どう取り組んでいいのか分からずに、早々に挫折してしまっている人が圧倒的に多いのが事実です。失敗しても、失敗しても、食らいついて離れない人は少ないのです。

実際には力の差なんてちょっとしかない。頑張ったら追いつく差なのですが、それが遠く離れているように感じるのはどうでしょうか・具体的にどこでつまずいているのか、4つの大きな関門について考えてみましょう。

まず、「夢を描けない」という問題です。
夢というと現実的でないほど大きいものでないといけないと思い込んでいる人がいますが、夢に大小はありません。夢は自分だけのものなので、比較する必要はありません。
夢は理屈ではありません。自分がしたいこと、必要なことをイメージとして掲げればいいのです。この件については後の「夢とは“イメージ”」「自分を幸福にする柱」で詳しく説明します。

第二の関門は、夢を追えない(本気になれない)ことです。
夢はポジティブなものです。ところが、「夢を描けない」と関連して、どこか白々しい気になる人がたくさんいます。どこからか「お前になんかできるわけがない」と声が聴こえて来てしまうのです。この問題については、後述「夢を持てない原因を知る」「25%の人しか持てない理由」その他で説明します。

第三の関門は、なんとか夢を追う気持ちになったものの、どこからどう手をつけていいのか分からないという人がいます。この問題は「夢を潜在意識に送り込む方法」「自分との約束」で説明します。

そして第四の関門、継続ができずに「あきらめてしまう」人がいます。技術はなんとかマスターしたが、それでも継続できない、本気の続かない人がいます。この問題については「なぜ、いま夢が重要なのか」「ネガティブな潜在意識をぶち壊す」で説明します。



■夢は“イメージ”が肝心

・ 夢は考えるものではなく、カラーのイメージ
・ 意識して取り組むのではなくイメージがあることが決め手になる。
・ 考えるから取り組めなくなる
・ 潜在意識にイメージを落とし込む


「夢を描けない」という問題について考えてみましょう。夢は意識して取り組むものではありません。「こうなったらいい。こうありたい。」というようにイメージが先行するものなのです。イメージに引っ張られて、必要なすべてがついてくるのです。

ですから、色彩のないイメージというのはまだ思考とイメージの中間にある状態です。この状態にある夢はイメージがないので簡単に挫折します。つまり夢は大きさや小ささなど規模ではなく、思いそのものです。イメージがない夢は夢ではないと言っても過言ではありません。
考えるから取り組めなくなるのです。

「こうなったらいい。こうありたい。」というようにイメージが先行するということは、イメージが潜在意識にあることが必要です。夢を本気で追う人は潜在意識にあるので、追わずにいられないのです。

ところが潜在意識にない人は、夢が毎日の優先順位の下位にあり、現実的なものに上がってこないのです。能力の問題ではなく、夢を忘れてしまうのです。ですからまだ潜在意識にない人は、潜在レベルに落とし込むことが不可欠なのです。どうしてもノイズが入ってきて落とし込めない人もいます。ノイズのあることが夢実現の大きな障害なのです。
それも併せて、どのようにして落とし込むのか、その方法は後ほどの「夢を潜在意識に送り込む方法」で説明します。

また夢を描けない人には、夢の重要性を知っておく必要があります。夢は現実に反映されてこそ、その価値も輝きを増します。やる気になるには、夢実現に向かうことが現実にどのように影響するのか知っておいたほうがよく、持続力になります。


■自分を幸福にする柱を知る

夢を描けない人の場合、自分を幸福にする柱を知る
・自分 どんな自分になりたいのか
・仕事 どのように社会から認められたいか
・家庭 どんな家庭を作りたいか
・夫妻 どんな夫婦になりたいのか
・教養 どんな教養を身につけたいか
・財産 将来、持っていたいお金は
・趣味 将来、どんな趣味を持っていたいか
・友達 どんな友達、どんな関係を作りたいのか
・健康 健康状態はどうありたいか

このように現実の暮らしには、生きがいになるような大きな柱があります。これらはを自分支えている柱といえます。それぞれの角度から、自分がどうしたいのかをはっきりするとイメージも描きやすくなります。それぞれどうなりたいのか、自分に聞いてみることです。
その回答のなかから欲求の強いものをどうしても達成したい夢として、そのイメージを潜在レベルに落とし込んではでうでしょう。実現すると夢は現実の暮らしに反映されます。


■夢を持てない理由、潜在意識に落とせない理由を知る

一般に、夢が描けないからと言っても、夢がないわけではありません。ただ実現する可能性を自分でも感じられないので、放置してしまうのです。その代わりに、本当の夢の代理となるもので満足しようとする人が多いのです。しかしこのやり方ではいくら代理品を手にしても満足できません。

それでは次に夢を持てない原因、潜在意識に落とせない原因について説明します。

夢を持てない原因を知る
・ アンビバレンス
・ ひとつの問題にポジティブとネガティブが同居、引き裂かれた自分
・ ネガティブを選択する癖がある
・ 禁止令に拘束されている
・ 「お前なんかにできるはずがない」
・ イメージできない

夢を描けない原因は「アンビバレンス」にあると言って過言ではありません。
アンビバレンスとは、ある対象に対して、相反する感情を同時に持ったり、相反する態度を同時に示したり、率直でない心理状態になることです。

行きたいけれど、行きたくない。
食べたいけれど、食べたくない。
遊びたいが、遊びたくない。
知って欲しいが、知られたくない。
愛したいが、愛せない。

このように、ポジティブとネガティブ、二つの感情が同居し、一方が(とりわけ「望ましくない」と思い込んだ面)が無意識下に抑圧され、それがその人の行動に様々な影響を与えます。この状態が昂じると、葛藤状態に陥り、神経症の原因となるだけでなく、さらに最近増加の一途にあるパーソナリティ障害に発展することもあります。

「アンビバレンス」の状態に陥ることは誰にもありますが、物事の解決に向けて選択、決断に向かいます、しかし過去に傷ついた体験などがあると選択に進めず停滞、混乱する人が増加の傾向にあります。

ほとんどの場合、真の欲求であるポジティブ面が抑圧され、ネガティブな面が表面にでてきます。この背景には幼いときに、親、保護者から受けた「禁止令」が働いていて、自分の真の欲求に率直に従えなくなっているのです。さらにその背景には自己否定感、他者否定感の構えがあるため、ネガティブな面を後押しします。

禁止令とは、以下のようなものです。

禁止令のサンプル
・ お前は身体が弱い。働いてはいけない
・ お前は頭が悪い。勉強してはいけない
・ お前が男であることに落胆した。男らしく振舞うな
・ 人は働くために生まれた。楽しんではいけない
・ お前には取柄がない。自分を大事な人間だと思うな
・ 泣く子は嫌いだ。自然な感情を表してはいけない
・ なにもするな。世の中は危険がいっぱいだ。
・ 異性は信用できない。愛情を求めてはいけない。

禁止令は、次のような簡単な言葉になって人の心にしみこんでいるのです。

禁止令を後押しする言葉の例
・ (母親から)のろま
・ (父親から)不器用
・ (祖母から)やせっぽち
・ (姉から)口下手
・ (兄から)泣き虫
・(幼稚園の先生から)甘えん坊
・(小学校の先生から)音痴

禁止令によって、「行きたいけれど、行きたくない。行ったところで、私ににはいいことがない。」「やりたいけれどやりたくない、どうせ失敗する。」「愛したいが愛せない。どうせ私は裏切られる」というように考える癖がついているのです。

これでは意思決定ができなくなります。それがいい場合もありますが、デメリットになる場合の方が多いようです。禁止令が働いていてネガティブな面を選択する癖があるからです。さらに禁止令は人間関係の基本的な構えにも影響しています。

人間関係の構えは以下のように4つありますが、この内、否定のないポジティブなものはひとつしかありません。「自己肯定、他者肯定の自分はOK、あなたもOK」だけです。つまり大雑把ですが、1/4、25%の人しか夢に挑戦できないという計算です。

ネガティブを選択する癖がある原因(禁止令)
25%の人しか持てない理由
・ 人間関係の構えが語る夢を描く力
・ 自分はOK、あなたもOK
・ 自分はOK、あなたはNO
・ 自分はNO、あなたはOK
・ 自分はNO、あなたもNO

「あなたはNO」は、「自分はNO」の裏返しなので、実際には自分を否定。つまり自分を否定していない人は1/4しかいないことになります。

このような問題への対処も含めて、「なぜ、いま夢が重要なのか」に、その答えがあります。

■なぜ、いま夢が重要なのか

・ 75%が時代の波に飲み込まれ流される可能性。
・ 思った時がリスタートの時
・ 変わる時代に最高の形で適応できる自分を作る
・ ネガティブな潜在意識が自分を阻む
・ 夢は「なれる最高の自分」になるために不可欠
・ 夢を実現するプロセスに最高の自分を作る突破口がある
・ ネガティブな潜在意識VSポジティブな潜在意識

夢を描けない、本気で追えないということは、75%の人が時代の波に飲み込まれ流されてしまう可能性のあることを意味します。折しも激動の時代を迎えて、企業にとって、個人にとっても必要なのは、時代の荒波を乗り越えて、辿りつきたい場所に着く力です。

しかし自分でも認識していないネガティブな潜在意識が自分を阻みます。夢の実現は「なれる最高の自分になる」という真の働きがいにつながっていて、ネガティブな潜在意識をぶち壊すことで実現できます。

またそのプロセスは、仕事、子育て、家庭、教養、財産、趣味、健康など、自分の幸福に欠かせない人生の大事な6つの柱に良い影響を与えます。

夢にはネガティブな潜在意識をぶち壊す力があるのです。夢は潜在意識に送り込まないと達成できないという決定的な条件が、捕えどころのない潜在意識を書き換えるチャンスになります。しかも夢には実現に向かうことで、自然に夢を育てる力があります。最初は小さな夢でも、達成することでドンドン夢は育ってくれるのです。

ネガティブな潜在意識をぶち壊す
・ 夢は潜在意識に送り込まないと達成できないという決定的な条件がある。
・ 夢を潜在意識に送り込んで、ネガティブな潜在意識をポジティブなものに書き換える
・ 夢に大小は関係ない、小さくても夢の実現を重ねて潜在意識を書き換えることが重要
・ 夢には、自然に夢を育てる力がある。

夢を実現するには、心構えと技術が必要です。夢を支える条件と方法を知っておきましょう。夢を支える条件を知っておいてください。それは次の6つに絞り込まれます。次の6つは自己否定感に向かっていく鎧、兜の役割を果たします。さらに期限までにやり遂げる力になります。

夢を本気で追えない人の場合、夢を支える条件を知ることが大切です。

・ 情熱   燃え上がるポジティブな心
・ 勇気   弱い心に立ち向かうこと
・ 誠実   誰にも嘘をつかない
・ 継続   あきらめないこと
・ 想像力  理屈ではなく、イメージできる力
・ 友情   ひとりでは限界がある

なんといっても最大の障害は、禁止令に裏づけされたアンビバレンスです。
「行きたいけれど、行きたくない。」から、行きたくないを除去するのです。
「食べたいけれど、食べたくない。」から、食べたくないを除去するのです。
「遊びたいが、遊びたくない。」から遊びたくないを除去するのです。
「知って欲しいが、知られたくない。」から知られたくないを除去するのです。
「愛したいが、愛せない。」から愛せないを除去するのです。
「ポジティブ、ネガティブ。」からネガティブを除去するのです。

決して簡単な作業ではありませんが、夢を潜在イメージに落とし込む体験を通じて、ポジティブな自分を潜在イメージに落とし込むのです。


■夢を潜在意識に送り込む方法

夢を潜在意識に送り込む方法
・ 夢ノートを持つ。毎日、何度も確認する。
・ 緊急×大切のマトリクスを頭に叩き込む
・ 緊急で大切なこと→実行しないとマズイ
・ 緊急だが大切でない→因果関係を考慮して適正判断
・ 緊急でないが、大切なこと→必ず実行する
・ 緊急でも、大切でもないこと→しない
・ 必ず手帳を使う

夢ノートとは、言葉そのままです。ノートの一ページに実現したい夢を書き込むだけです。夢だけでなく、どんな人になりたいかも書き込みます。
たとえば「できるまであきらめない人になる」というように自分の行動基準を書き込みます。つまり男前カードの基本です。


夢ノートに貼り付けた夢カード、男前カードを毎日何度も繰り返し確認します。

さて、夢を実現するには、時間を多く投入することです。サラリーマンなら仕事と家庭にほとんどを使って、夢に向き合う時間はとれません。大人なら忙しいのが正常でなので、なかなか時間を思うように使えません。そこで無駄な時間の削減が大切になります。

そのポイントは次の2点です。

・緊急でないが、大切なことをスケジュールに組み込み手帳に書き込みます。
・緊急でも、大切でもないことをやめて時間を生み出す

時間を捻出して、夢を潜在意識に送り込む方法は、たったこれだけです。
緊急でないが、大切なもの・・・・・夢の立場ですが、緊急でないために、いつの間にか忘れてしまうのです。
夢ノートに夢を書いて(あるいはカードを貼り付ける)、毎日、毎日、何度も読み返す。しかもスケジュールにも入っている。自分の行動基準も毎日目を通す。これだけでも手抜きするとできなくなります。手抜きするならどうぞして下さい。以前は気にしなかったことが、気になり出します。夢を放置していることに罪悪感を感じるようになったら、罪悪感の分だけ、自分を大事にしだしたというこよです。

最後に、仕事にも、子育てにも必ず役立つ自分との約束をきっちりするようにしましょう。

仕事にも、子育てにも必ず役立つ自分との約束
・ 毎日必ず夢ノートでイメージを潜在意識に送る
・ 夢達成の期限を定める
・ 自分の行動基準を約束する
・ (例)できるまであきらめない(人になる)
・ (例)いまこの瞬間に集中する(人になる)
・ 手帳に夢達成の期限から逆算したスケジュールを組んで書き込む
・ 日記に行動基準が守れたか反省を書く

夢に向かってこうどうすることがどれだけのプラスを自分に送り込んでくれるかを理解したら、安易な娯楽に手を出したくないと思うでしょう。その姿と意識は、子育てや家庭作りのさらに大きなプラスになって貢献します。ぜひ夢ノートに記入して遵守する行動基準は、情熱、勇気、誠実、継続、想像力、友情をスパイスにして設定してください。夢見る力を取りもどす。夢こそ再生の切り札です。


■本気で夢見る力を持てない理由

夢に本気で取り組めない最大の理由は、イメージがないのに、意志だけで取り組もうとするからです。逆なのです。イメージがあるから意志を機能させることができるのです。

イメージが湧かないのは、潜在意識のレベルでネガティブなイメージが起こってポジティブなイメージを描く自分を笑うかのように駆逐するからです。
「おまえにできるわけがない」という声が聴こえてくるかも知れません。まるで悪魔に支配されているような状態です。

では、どうして「おまえにできるわけがない」という声が聴こえてくるのでしょうか?その理由を説明していきましょう。

その最大の原因が「アンビバレンス」です。
アンビバレンスとは、全く反対の考えを同時に持ってしまうことです。

遊びたいが、遊びたくない。食べたいけれど食べたくない。行きたいけれど、行きたくない。愛したいけど愛せない。まさに自分を引き裂いたような状態です。

なぜすっきりと、遊びたい。遊びたくない。食べたい。食べたくない。とならないのでしょうか?そこには禁止令が働いている可能性があります。

禁止令とは、「お前は身体が強くない、だから運動をするべきではない。」「お前は賢くない、だから頭を使うような仕事をしてはいけない」というようなものです。
欲求に禁止令を出しているのは、概ね幼児期に出した親、保護者のメッセージです。無意識の潜在レベルで、この禁止令が自分の欲求とは反対のメッセージになっていて、自分の障害になっているのです。
だから夢を実現する上で重要な潜在レベルでのイメージができなまま、意識で立ち向かおうとするので、苦しいのです。

「お前は休んではいけない。休まずに働き続けなさい。」という禁止令が働いていると、「遊びたい。遊びたくない。」という自分の真の欲求と禁止令に抑圧されたアンビバレンスな状態になります。

自分の真の欲求と禁止令に引き裂かれたとき、どうして禁止令を優先してしまうのでしょうか?
自己否定、または他者否定というネガティブな構えが潜んでいるからです。人間関係の基本的な構えは4つしかないので、大雑把に言うと「否定」のない確率は1/4でしかありません。つまり75%の人が夢に向かっていけないのです。

あなたは夢を追える25%に属しているのか、あるいは追えない75%に属しているのか、それを探っていきましょう。
さらに夢を追うことはできても実現できるのか、実現できないのか、それは別の問題、つまり技術の問題があります。
しかし舞台に立たない限り、実際にはイメージすらないまま、いくら技術の修得に努力しても夢は実現できないのです。


この問題を夢を追いかけることで、逆に解決するのです。

夢の実現にライフスキルは決定的な影響を与えますが、夢への真摯な取り組みはライフスキルを決定的に大きく育みます。
ライフスキルがタフで機能している程、夢の実現は容易ですが、残念な場合は、夢の実現を通して鍛えればいいのす。
ジムでバーベルを持ち上げている姿をイメージしてみらうと理解しやすいと思います。
全く同じ理屈です。肉体改造と精神改造の違いだけです。

肉体改造に取り組んだ経験がある方なら、スーッと飲み込めると思いますが、限界と思ったレベルを一度超えると、後は苦もなくできてしまいます。

■夢を叶える道具

夢を達成できない人は、まず夢に関わる時間が少ないことははっきりしています。

でも、炊事、洗濯、掃除など、したくはないけどしないわけにはいきませんよね。
特に結婚して主婦になった方は大変。
共稼ぎはお金のためだけでなく、社会と関わっていたい欲求を満たす役割をしてますしね。

時間管理、スケジュール管理は命綱です。
いまはiPhoneを中心に強力な味方になるツールがたくさん出回っています。それを使わない手はありません。


iPhoneを手にしていたなら、Evernoteをダウンドードしましょう。


いまではすっかりビジネスマンの定番になったEvernoteの情報は検索をかけるといくらでも出てきます。


Evernoteをダウンロードしたらノートブックを作ります。ノートブックとは、パソコンで言うフォルダのことです。

そこで、自分の場合、Evernoteには、5つのノートブック、パソコンには5つのフォルダを作ります。共にネーミングは次の5つです。

これなに?
いつかする
次にする
いま、やっている
終わった


という5つのステップを5つのノートブック、フォルダにします。


なにか新しい用件が入ってきたら、まず「 これなに?」に放り込みます。仕事とか、プライベートか。分類しません。全部入れてしまいます。

次に「 これなに?」の中味を見ます。

すぐみできること、できないことがあります。その基準は長くて5分。自分の場合は3分です。それ以上かかるものは、「いつかする」に入れます。

このときにいささか注意が必要です。
たとえば電話申込手続きがあるとします。個人なら世話ありませんが、法人なら少し面倒です。登記簿謄本とか、法人を証明する書類が必要です。これは法務局に行って取ってこないといけないので、電気屋さんだけでは片付きません。つまりひとつのことを片付けるのに、いくつもの用件が発生する場合があります。

このような場合「プロジェクト」として扱います。そこで、一旦、ノートに書き出して分解整理します。
このとき使うのは紙のノートが便利です。これがまだ行っていない予定を書き込むスケジュール帳です。


そのノートに分解したことを全部書き出して、スタート日と完了したい日を書き込みます。

こんな具合です。
110502_0507 スケジュール立案
これは 2011年5月2日から5月7日までに スケジュール立案を終わらせるという意味のノートをEvernoteに作り、「次にする」に保存します。「次にする」に保存したノートを一覧で見るとノート名でなにをいつ開始するのか分かるので、”しないといけないストレス”から解放されます。 予定が立たない場合は「いつかする」に入れておきます。


スタート期日になると、「いましている」の移動します。終了日を確認して作業に入ります。
プロジェクトでも、単一の作業でも「いましている」にあるものは同じです。それぞれを期日までにやり遂げます。いつ。どれだけの時間をかけて取り組むか、スケジュール帳で組み立てて書き込んだ後にiPhoneのカレンダーで管理すると一段と気持ちが楽になります。Evernote→スケジュール帳→iPhoneカレンダー(またはグーグルカレンダー)
同じことを3つのツールでするように感じるかも知れませんが、やってみると分かると思いますが、そんなことはありません。

Evernoteはすべての情報の集積地です。それはずべての始まりで終わりになる場所です。
Evernoteでは大雑把な時系列で管理していますが、むしろ内容そのものが記録されています。大雑把な予定を具体的な予定に置き換える作業をする場所がスケジュール帳です。その結果を正式に自分と約束するのがiPhoneカレンダー(またはグーグルカレンダー)です。この約束は他人と約束するのと同じ重みがあります。

その実行のあり方をマネジメントするのが、夢ノートに書いてある自分の行動基準です。

私の夢ノートをご紹介するとこんなことが書いてあります。

●自分と周囲の人を尊重し励ます


● プロセスに注目する


● 決めたことは責任をとる


● できるまでやる 


● いまこの瞬間に集中する 


● 理想と現実の差をうめる目標を選ぶ
 

● 感情的な行動をしない 

これを私はゴールデンルールと呼び、自分のスタンダードにしています。
夢を実現するには、ある程度はストイックであることは欠かせないので、無理をしてでもスタンダードにこだわってiPhoneカレンダー(またはグーグルカレンダー)をこなしていきます。そうして自分を鍛えているわけです。

夢ノートは一日に何度も見るし、使う期間は永年というわけで、お気に入りの手帳を使っています。手帳としては、少々高価ですが、モレスキンを愛用しています。


それにしても思うようにならないのが浮世の常。その反省をシステムノートに書き残します。つまりスケジュール帳はベストな予定を作るために計算をする道具ですが、システムノートは、実際に行った一日の行程と行動基準が守れたか、その記録と対策を含めた反省を残します。


たとえば「 いまこの瞬間に集中する 」は実行できたか、できなかった理由は?その理由にどう対処するか?を整理して寝床につきます。

翌朝には、もう一度確認して、夢ノートに書いてある「夢」と「行動基準」を確認して、一日を始めます。

以前も書きましたが、ツールは以下の通りです。これにEvernoteが加わるだけです。

1)夢ノート モレスキン 
 実現したい夢とその期限、ゴールデンルール(行動基準)、
 アイデア、ブログ&メルマガ・ネタ、
2)スケジュールノート スケジュールプラン、ひとり会議
3)Googleカレンダー(iPhone、iPad、MacBook同期)
4)Google Task タスク管理 GoTask (iPhone、iPad、MacBook同期)
5)システムノート 実行の記録、反省、保険証、マネー管理記録など、必要なものをまとめてある。
6)メモ帳 思いついたこと、その時々のメモをすぐに着込みます。(下の写真)


実際やっていただくと、すごく簡単で、 iPhoneさえあれば、カレンダーも、Evernoteも見れるので、携行するのはiPhone、夢ノート、メモ帳だけです。ポケットにすべてが集まっている状態になります。ストレスフリーにして、夢と向き合う時間を増やして、夢が叶うように行動する。

心はいつもすっきりとストレスフリー。。。。夢を追う心構えを大切にしたいものです。
是非、お試しください。

それでは、次に自分を拘束して、自己実現の障害になっているアンビバレンスの問題、運命脚本について説明していきましょう。